訃報

御大、こと栗本薫(中島梓)先生が亡くなられました……。
去年がんで入院した話がエッセーで出ててどうもかなり切羽詰まっているらしいとは感じたんですが。
……そのあとグインサーガが3巻くらい出てたんだもん……。
そこまで危急とは思わず。ただいつそんなニュースが出るかも知れない、とは思ったな。
書かずにいられない人だったことはそれだけでも判ります。

グインは辺境編の初めの方で挫折して、あとやおい系の話も実は殆ど読めていないんですが。
伊集院大介シリーズと、薫くん、つまり「ぼくら」シリーズは割と追いかけていました。
大介さんは今のところ『2番目に好きな』名探偵だ。(一番は仁木雄太郎)
古いエッセイとか昔ハヤカワで書いたちょっとSFぽい話が好きでした。
「滅びの風」に収録されていた「コギト」が好きでした。
ぶっちゃけ中2病の話だが(苦笑)。今にして思えばね。
あとエッセイでなぁ……あれはどれに収録なんだろ、何かね、栗本さんの書くものが「泉鏡花」ともう一人
日本近代文学の誰かに例えて、という話だったと思うんだが。
「水が来た」と言う一言で書くところを鏡花が細かく些か冗長に説明する、自分もそうであるからそれは良く判る、
けれどその「水が来た」と言う一言、そのきっぱりした書き方に憧れる、と言う話だった記憶。
それは私もまた冗長なくらい説明過多の書き手である故にいっそう心に残っていたのかも知れません。
いや栗本先生に比べられるわけがないことは自覚しておりますが。
況や鏡花においてをや。
(……美文調ですが何か日本語おかしいな)

本当にまだ早かったと思います……合掌。

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